店舗選びの秘訣

店舗選びの秘訣

持ち込みでタイヤ交換を依頼するのに一番大事なのは安心して車両を預けられることでしょう。

タイヤ交換は機械があればだれでもできる簡単な作業!・・・というわけではありません。
機械の良し悪しはもちろんですが技術者の技量もとても大切です。
レーシングカーにのればだれでもレーサーになれる訳ではないのと同じです。

タイヤ交換を依頼する際に確認するべきこと

  • タイヤ交換の作業実施数
  • 作業者の技量、丁寧な作業であるか
  • 店舗の雰囲気
  • 明朗会計であるか

タイヤ交換の作業実施数

「年間何本タイヤ交換してますか?」

この質問に素直に回答する店舗は稀でしょう。
胸を張って回答できる店舗はかなりの件数を作業していると思いますが、どれくらいが多いのかも一般の方にはわからないと思います。

どれくらい作業しているかをなんとなく判別する方法を説明いたします。
タイヤ交換を行うとタイヤを廃棄します。廃棄するタイヤは専門の回収業者に依頼しないと処分ができないため作業を多く行う店舗では廃タイヤが山積みになっています。
「じゃー廃タイヤがいっぱい置いてある店舗に依頼すればいい!」となります。
間違ってはいないですが一度確認してください。

山積みのタイヤは定期的になくなってますか?

廃棄タイヤの回収は定期回収と連絡しての随時回収があり、ずっとタイヤが山積みであれば作業件数が多いわけではないのかもしれません。毎日通る道路の店舗であれば増減しているのが判断できると思います。作業件数が多い店舗は一週間に一度、もしくは2週間に一度回収を行われてることが多いです。

山積みのタイヤは崩れそうになっていませんか?

タイヤは重量があり崩れたら非常に危険です。
危機管理能力のある店舗であれば崩れないように対策をしています。大切な愛車を任せるのであればそんなところにも目を配ってみても良いと思います。

作業者の技量、丁寧な作業であるか

同業の方以外は作業の技量を見分けるのは難しいでしょう。
一番手早いのはgoogleマップのレビューを見ることです。中には悪意のあるレビューを書かれてしまう店舗もありますが、悪意のあるレビューよりも良いレビューが圧倒的に多い店舗は信用しても良いでしょう。

前回作業した店舗はどうだったのかな?

そんな疑問をお持ちになった方はまずホイールの内側を覗いてみてください。ホイールにバランスウエイトが複数種類取付られていませんか?

バランスウエイトは作業前に以前取付られていたものは全て取り外すのが一般的です。しかし手間を省くために取り付けられていたバランスウエイトを取り外さずに作業を完了する店舗もあります。
ホイールバランスは一年から二年程度で崩れてきます。タイヤが均等に減っていくことはないので崩れてしまうことはしかたないのです。そんな時にバランスウエイトがたくさんついた状態だとよりバランスが崩れてしまいます。
バランスウエイトは極力張っていないほうがいいのです。

また剥がしたバランスウエイトのテープがついたままになっていた、と言われる方が稀にいらっしゃいますが、一般的にバランスウエイトのテープは剝がさない店舗が99%です、これは気にされなくても良いと思います。

輸入車をはじめランフラットタイヤ、空気圧センサー付き車、エアーサスペンションが取り付けられているお車や低偏平タイヤ(偏平率が30、25)のタイヤを使用されている方は一度店舗に作業可否の確認をされるべきでしょう。

輸入車

輸入車というだけで作業を断る店舗も数多くあります。国産車と比べ作業経験が少なく敬遠してしまうこともありますが、高級車も多くリスクを負えないと判断されることも。

輸入車に乗られている方は作業可否を確認した方がよいでしょう。

ランフラットタイヤ

機材がランフラットタイヤに対応しておらずタイヤの硬さに機材が負けてホイールに傷がつくこともあります。またランフラット用のホイール特にBMWやMINIのホイールはホイールの内側が盛り上がっている箇所がありタイヤをホイールから剝がす際(ビートブレーカーを使う際)にホイールを割ってしまうことがあります。R35GT-Rの初期モデルに新車装着されているタイヤを外す場合も通常のランフラットタイヤよりかなり硬いことが多く作業が困難なことが多いです。

機材がランフラットタイヤに対応しているかはもちろんですが、「ランフラットタイヤの交換作業がなぜ困難なのか」「対処方法をを理解しているか」を確認することが大事です。

空気圧センサー

空気圧センサー付き車のタイヤ交換際に特別な工具は必要ありません。
追加工賃が発生するのは技術が必要だからです。

タイヤ交換を行う際にエアーバルブを折らないように作業を行うのはタイヤ交換では当たり前のことですが空気圧センサーはエアバルブ下部に取り付けられていることが多く、空気圧センサーを避けてタイヤを外す技術が必要です。
また空気圧センサーを社外ホイールに取り付けている場合、ツインバルブのホイールの場合はバルブを避けて作業が難しいこともあるので事前に確認を行ったほうが良いでしょう。
メルセデスベンツやBMWなどは空気圧の低下時に警告してくれるものが多いですが、日本国内の車のほとんどではホイール内部にセンサーが取り付けられていることは基本的にないので心配しなくても問題ありません。

エアーサスペンション

エアーサスペンション(通称エアサス)は作業前にスイッチをオフにしないといけないことがあります。すべてのエアサス取り付け車にスイッチがあるわけではありませんが、2020年前後から急速にスイッチ付き車が増えてきてます。
エアーサスペンションは高級車に取付られていることがほとんどで、一般的な車両にはほとんど取り付けられていませんが、メルセデスベンツ、BMWをはじめとする外国車やレクサスなどは多く取付られています。取り扱い説明書をお持ちであれば一度自身の車にエアーサスペンションは取付られているのか、またスイッチはあるのかを確認してみるのも良いでしょう。

一度説明書を確認してみよう!

店舗に作業を依頼する際にはエアサスの解除方法が分かっているか、を確認した方が良いでしょう。

低偏平

偏平率はタイヤのサイドウォールの厚みが地面に設置する部分トレッド面の何%あるかを示している部分です、偏平率30や偏平率25の低偏平タイヤすべてが作業困難なわけではありませんが、偏平率30でトレッド面が285と215では大きく作業の難易度が変わってきます。

偏平率が低ければ低いほどトレッド面が細いタイヤの作業は困難になります。前述の30偏平の285と215では圧倒的に215の作業が困難です。

偏平率30まで対応としている店舗であればトレッド面215の作業依頼があることも想定しているとは思いますが、偏平率30以下トレッド面245以下の方は作業可否を店舗に問い合わせた方がよいでしょう。

ワイヤーが出るほどタイヤを酷使した低偏平タイヤのビートを外す作業はさらに難易度が増します。これはタイヤの肩の部分(ショルダー)の剛性が下がり作業を難しくするためです。
思い当たる方はこれも店舗に伝えた方が良いでしょう。

店舗の雰囲気

持ち込みのタイヤ交換を行っている店舗の多くはオートバックスやイエローハットなどの大手企業と比べると小規模な事業者が多いです。少人数で経営している店舗が多いので店舗の雰囲気、話しやすさ、来店の敷居の低さを確認し、困っていること気になることを伝えやすいかを確認しましょう。
万が一不具合が起きた際に相談することがあるかもしれません、作業を依頼する前に電話や来店をし観察するべきでしょう。

明朗会計

タイヤ交換を行う作業の工程を分けると下記のように分かれます。

  • タイヤとホイールを車両からはずす
  • ホイールから古いタイヤを外す
  • ホイールに新しいタイヤを取り付ける
  • ホイールバランスを調整する
  • タイヤとホイールを車両に取り付ける

上記の工程に別れますが車両からの取り外し、取り付けはセットが普通なので4つの作業に別れます。
作業工賃をそれぞれの工程に設定し足し算していくパターンと、すべてセットのパターンがあります。
前者の足し算していくパターンだと単品料金は安いが総額が高いこと、また複雑で総額がわからないことがあります、後者のすべてセットの場合は明確で理解しやすいが、工程が少ない際は割高になることもあります。どの料金システムがお得かは人それぞれではありますが、料金システム良く確認し選択を行ってください。

一般的なタイヤ交換であればすべてセットの料金を採用している店舗を当サイトはオススメします!(車両に取り付けられてる古いタイヤを新しくする作業)

わかりやすいのが一番だよね!

またタイヤの「処分料」やエアーバルブを交換する場合の「追加作業」、やランフラットタイヤや空気圧センサー付き車などの「追加技術料」は、ほぼすべての店舗で追加料金が発生すると思います、
こちらも明確に料金が掲示されているか確認しましょう。

まとめ

持ち込みでタイヤ交換を依頼する際に店舗に来店せずWEB上で店舗を決め交換を依頼することがほとんどだと思います。簡単で便利だと思いますが、ひと手間かけなかったことで結果無駄な労力を使うことになることもあるかもれません。

お得にタイヤ交換するためにもひと手間かけて店舗を見極めてください!!

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